赤ちゃんを出産すると、バストのサイズが大きくなって、授乳が終わると垂れてしまう。
そんな恐怖心から、「早めに良い形をキープしておこう!」とナイトブラでケアをするママたちが急増しています。
けれど、妊娠後期や授乳中からのふんわりルームブラの使用は、おすすめできません。
授乳中のバストは普段と違います
ふんわりルームブラは、寝ている間に垂れてしまうバストをしっかりとホールドし、形の整った胸をキープできる下着です。
横になって寝ている時のノーブラは、バスト全体がダラッと垂れてしまい、内部組織のクーパー靭帯が伸びたり切れてしまったりする原因になります。
妊娠すると、ホルモンの影響から乳腺が大きく発達して、バストは1~2カップも大きくなります。
授乳後には、徐々に元のサイズに戻ってしまいますが、今までとは違うサイズ感に「もしかしたら垂れるかも…」と心配するほど、バストが大きくなるのも事実。
バストアップが嬉しい反面、垂れ乳への恐怖感にもつながってしまいますよね。
早めのケアをしたい気持ちはわかりますが、妊娠後期や授乳中からのふんわりルームブラ使用は止めておきましょう。
赤ちゃんの成長とともにママも変化
妊娠後期のバストは出産に備えて、大きさだけでなく、さまざまな変化も感じられるようになります。
血液量が増え、バスト全体に血管が浮き、腫れたようなズキズキとした痛みが出てくることもあります。
また、ホルモンの影響から乳首や乳輪が黒くなり、赤ちゃんが吸い付きやすいように、乳頭にはポコッと小さな膨らみも出てきます。
これは、新生児の視力が0.01程度しかないため、ママのおっぱいを探しやすくなることも理由と言われています。
さらに授乳中には、赤ちゃんの授乳リズムに合わせて、どんどん母乳が製造工場のように作られていきます。
母乳は、乳房の中に存在するママの血液から製造され、乳房全体に張り巡らす乳管を通り、乳頭へと進み、赤ちゃんの口へと入って栄養になります。
赤ちゃんが飲み終え、空っぽになったら、再び母乳を作り、また空っぽになる。
そんな大事な授乳工程を繰り返して赤ちゃんは成長していきます。
授乳中や妊娠後期に使わない方がいい理由のまとめ
補正できるふんわりルームブラを使うと、バストの形が整い、垂れ乳を防ぐことができます。
しかし、赤ちゃんのために乳腺が発達する妊娠後期や授乳中には、使用しない方が良いでしょう。
乳腺が発達したバストは、おっぱいが貯まってくるとジンジンと重さを増し、痛みが出てくることもあります。
バストを無理にカップ内に入れる作業も、大変に感じるかもしれません。
痛みを無視しての使用は体にとっても負担になります。
授乳中や妊娠後期には、マタニティ用ブラを使用し、授乳が終了してからふんわりルームブラを再開すると良いでしょう。